ソフトウェア業界の市場 4
6502マイクロプロセッサーがすでに旧式化していることがこの会社の大きな弱点であり、その品質の向上こそが第一の急務だったのです。
アップルの技術上の自負が会社を数度の重大な誤りに導きました。
第一に、他の会社がアップルの機器を模倣するのをやめさせようとして、それにはかなり成功しました。
しかし、またそれによってフランクリンなどの会社にIBMと互換性のある機械を作らせることになってしまったのです。
この模倣防止の方針によってアップルのソフトウェアを使ったコンピューター設置台数は減少しました。
またアップルが効果的な工業規格を決めたことも妨げになりました。
アップルはその機械を模倣して作った、もっと安価でもっと専門的で、プラグに互換性のある機械の台頭を認めませんでした。
アダム・オズボーンは、このような誤りさえ犯さなかったら、アップルはソフトウェアで圧倒的に優位にたち、IBM(それとオズボーン)もパーソナル・コンピューター産業への参入にあたってはアップルと互換性のある機器を作らざるをえなかっただろうと思っていました。
2番目の誤りは、アップルが非常に精巧なコンピューターを3機種売出した時のことです。
その機械はアップル3、リサ、そしてマッキントッシュで、どれもアップルHと互換性がなく、またこの3機種の間でもほとんど互換性がありませんでした。