経済成長から持続可能な進歩へ 4
エネルギー政策のさきがけとして、電気事業において効率化への投資が行われているのです。
その結果、1978年から88年までのあいだに、全米各地では1人当たりの電力消費量が11パーセント増加したのに対し、カリフォルニア州では0・3パーセント減少しました。
・・・しかも、生活水準は落ちていません。
電力料金の支払が減り、炊事、照明などの電力需要も大気の質を落とすことなく充足され、それによって総体的福祉はかえって向上したのです。
生産活動やサービスの供給を、できるだけ効率的に、しかも環境にやさしい技術を使うことによって行えば、社会は持続可能性に向けて大きく前進するでしょう。
ですが、それだけでは持続可能性を実現することはできません。
自動車やエアコンの数、紙の消費の増大などの物質的消費の拡大が効率化の成果を追い越し、資源の使用量(およびそれに比例する環境破壊)が増大します。