経済成長から持続可能な進歩へ 3
一人当たりの消費が増加すれば、この時間はさらに短縮され、人類が地球上の生命維持エネルギーの収奪を加速していくと、自然システムの解体はいっそう早まることになります。
後戻りのきかない生命維持の境界をいつ越えることになるか、正確な予測は不可能ですが・・・
ビトゥーセックとその同僚の言を待つまでもなく・・・
「成長の限界はまだ遠い先の話で、現在の政策決定者には無関係だと考える人は、この生物学的現実についてまったく無知だと言ってよい」。
自然のシステム全体の崩壊を避けるためには、人口増加の速度を緩めるだけでなく、いままでの「成長の追求」から「持続可能な進歩の追求」への切り替えが必要です。
すなわち、将来の世代を犠牲にすることなく得られる、よりよき人生を求めなければなりません。
切り替えにあたって、第一の、そしてもっとも容易なステップは、水、エネルギー、原材料などの効率的な利用であり、それによって、より少ない資源、より小さな環境負担で人々の需要を満たすことです。
この切り替えはすでに始まっているがその変化はあまりにも緩慢で、求められているレベルにはほど遠いのです。
・・・そのために必要なアプローチの一例がカリフォルニア州に見られます。