アメリカ農業のアキレス腱 9
アメリカ農業の将来に、展望をもっている人たちももちろんいます。
新潟の若者が研修した4人兄弟によるランドバーグ農場などは、企業として成功している典型的なケースで、後継者も含めてみな「ハッピー」なのです。
しかし、ドンの"農業観"は決して特異なものではありません。
ドンと同じ問題意識をもって、「家族経営農業が正しく成り立つこと」を目指して運動を続ける農民団体があります。
AAM(アメリカ農業運動)がそれで、ドンも全米15万会員の1人です。
AAMは1979年、コメや麦、綿花、トウモロコシなどの生産者、畜産農家など5万人で創立されました。
そのときワシントンの街を2000台のトラクターで走り回ったあと、農業を搾取する農業機械メーカーへの抗議の意味をこめ、トラクターをぶち壊すデモンストレーションをし、衆目を集めました。